2013年5月31日金曜日

AppStore登録時のバージョン番号の注意点

iMID2PRN V3.6でiPhone5のバグが生じたので、マイナーチェンジのつもりでV3.61をリリースしたら、次のV3.7の申請がValidate段階でエラーとなった。
つまり、小数のつもりで0.01を足したのだが、小数点以下は独立した数値だったらしく、61より大きな数値を要求されたらしい。V3.7ではなくV3.70とすることで解決した。
※枝番設定時には要注意

2013年5月15日水曜日

iOSアプリのValidate失敗

iOSアプリ申請時のValidateが失敗し、以下のエラーが表示される場合がある。

iPhone/iPod Touch:application executable is missing a required architecture. 
At least one of the following architecture(s) must be present: armv7

原因は不明であるが、iPhone5を接続してArchiveを作成した場合に発生する。
対策としては、iPhone5以外のデバイスを接続してArchiveを作成するだけでValidateは成功する(もちろん、他には問題の無い場合だが)。

2013年5月13日月曜日

全曲バイブル番外編(演奏法) For No One

当たり前の事ではあるが、どのキーで演奏したかは演奏方法を探る上では特に重要になる。ギターの場合、カポタストで簡単にキーを変えられるため、先ずはこの確認をする必要がある。例えば、And Your Bird Can Singの没テイクで演奏されていた12弦ギターはカポ4でキーC、While My Guitar Gently Weepsのデモはカポ5でDm、といった具合だ。

ところがRUBBER SOUL以降はテープスピードを変えたことでキーが変わってしまう曲が出てきた。Strawberry Fields ForeverのギターアルペジオはキーCでないとあの雰囲気を出せないが、そのためにはYesterdayのようにチューニングを下げるしかない。

当然、キーを簡単には変えれないはずのピアノでも同じことが起こる。キーBだととんでもなく難しいFor No Oneのピアノも、実際に演奏したキーCだと驚くほど簡単になる。動きの激しいサビ部分も白鍵を左右に移動しているだけになる。
このサビには裏でリズムを取るようなラの音(リリース版ではG#)があるが、ルートのオクターブにはなっておらず、今ではお馴染みのポールのピアノ奏法とは違う過渡期の演奏と思われる。更に、このように裏でリズムを取るような弾き方はジョンが右手だけで行っており(We Can Work It Out、Imagin等)、それに触発されたポールが右手で弾いているかもしれない(実際、この音は右手でも左手でも演奏可能である)。そこから発展させて独自の演奏法に辿り着いたのではないだろうか。

2013年5月10日金曜日

全曲バイブル番外編(演奏法) Back In the USSR

ジョン、ポール、ジョージによるロケストラ状態になっているが、幸いにもシルク・ド・ソレイユの『ラヴ』で各演奏が分離された状態で聴ける。

まず、ポールのリードギター。演奏開始となるフレーズは間奏最後と同じもので、14/3(3弦14フレット)から10フレット付近までスライドダウン、直ぐに11/4から12/4へスライドアップ&9/4へスライドダウン。早弾きをしているようにも聴こえてしまうがピッキングは2回だけというアイデアものの演奏である。その後、10/4を半音チョーキングしている。間奏自体は得意の人差し指でのチョーキングをメインに歌メロをなぞったもの。

次いでギターリフ。単音のリフではなく、最初の5/1の音には5/2の音が重なり、次の8/2の音には6/3の音が重なっている。つまり5フレット上でA7コードを押さえたまま弾いてる演奏だと判断できる。
となると、低音弦でのリフも同様の音が聴こえるので、ギターと同じことを6弦ベースで行っていると容易に想像が付く。

『ラヴ』での音の分離から、以上の3本のギターは同じトラックに録音されたもの、つまりギターリフはジョージ、6弦ベースのリフはジョンと判断できる。
まとめると、
左チャンネルは、ジョンのスネア、ジョージのギター、ポールのベース
中央がベーシックトラックで、ポールのドラムス、ジョージのベース(レコーディングセッション本と異なるが)、ジョンのギター
右がポールのリードギター、ジョンの6弦ベース、ジョージのギター(レコーディングセッション本の通りドラムスが含まれているならジョージとなるが)
ピアノは単独トラック
となるかと思う。。。マスターテープで確かめてみたい!

2013年5月9日木曜日

全曲バイブル番外編(演奏法) Taxman

ピアノとは違い、ギターは同じ音程を数カ所で出せるため、演奏法のコピーは一筋縄では行かない。逆に答えを見つけた時のアハ体験は格別である。

この曲のギターとベースはいずれもポールによる演奏であるが、正確なコピー譜は出されていないと思う。コピーをする際には、弦の違い(高音弦はスティール弦、低音弦は巻き弦)がポジションを割り出す重要なポイントになるが、誰が演奏したかも重要な判断材料になる。ポールのギター奏法の特徴として、ビブラートは薬指、チョーキングは人差し指、また人差し指をスライドダウンさせながらポジションチェンジする、といった奏法が手クセのようで頻繁に見かける事ができる。

これを念頭にTaxmanの間奏を聴いてみると、まず最初に8/2(2弦8フレット)の半音チョーキングが登場する。音階通りなら全音チョーキングするであろうから、この音は人差し指で出しているであろうことが推測できる。となると、最初の0/4(4弦開放)と一緒に弾いている7/3は人差し指、その後のファの音は10/3を薬指で弾くのが自然である。このポジションなら10/1の音も容易に弾ける。また、シタール風の下降フレーズも、人差し指で6/3をチョーキングアップ&ダウンから4/3へスライド、薬指で6/3、人差し指で4/3をチョーキングアップ&ダウンから2/3へスライド、薬指で4/3、人差し指で2/3をプリングオフ&2/3から4/3へスライド、という弾き方がポール風と推測できる。

一方、ベースも半音のハンマリングオンを多用している。最初の5/3は良いとして、次の7/1は6/1からハンマリングオンした音になっている。続く5/2から7/2でも、7/2は6/2からハンマリングオンさせた音になる。このニュアンスがないとベースの雰囲気は全く違うものになる。

デバッグ用iOSの期限切れ対応

デバッグに使っていたiPhone 3GS が突然、iOSの期限切れとやらで起動できなくなった。
iPhone本体でも、iTunesにつないだ場合でもアクティベーションが出来ないと言われてiOSの更新や初期化すら出来なくなった。
全く使えないのかと思っていたら、Xcode付属のオーガナイザーで工場設定に戻すことができた。工場設定と言ってもバックアップやiCloudで最新iOS&ほぼ元のデータに戻った。
めでたしめでたし!

2013年5月8日水曜日

全曲バイブル番外編(演奏法) Day Tripper

この曲では2点あります。

 まず、ジョンのコードフォーム。
 多くの人は5フレット付近でE7を押さえているのではないかと思う。そのようなビデオクリップもある。だが、レコーディング時に演奏したフォームは、武道館ライブでも確認できる3度抜きの変則フォームである。フレット/弦の表記をすると、
0/6 7/5 9/4 9/3 0/2 0/1
なんと開放弦を3本も利用してルートと5度の音だけを弾いている。時折聴こえる7度の音は3弦の9フレットの音を離して7フレットの音を出している。
当然Aコードも3度抜きかと思いきや普通のローポジションのAコードで、時折2弦と3弦を離して開放弦の音を出しているようである。こちらは、武道館ライブではF#m7のようなフォームだったので少々違和感があるが。 

2つ目はやはりポールのベース。
ギターリフと同じフレーズだが運指が全く違う。
 7/3 5/2 6/2 9/2 9/1 7/1 9/2 11/1 9/2 7/1 9/2
最初の3弦7フレットは中指で押さえる。続く2弦5フレットと6フレットは人差し指、後半の1弦11フレットは9フレットからのスライドである。この弾き方は武道館ライブで容易に確認できる。

UIActionSheetの注意点

UIActionSheetは、iPadではポップアップ表示されるが、iPhoneでは下からスライドアップして表示される。この表示の基準点としてBarButtonItemを使用すると、iPadでは問題ないが、iPhoneでは消去時に問題が発生する。

ActionSheetのビューは、BarButtonItemが属するToolBarの下へ移動するように消える仕様となっているらしい。つまり、ToolBarは画面下部にあるのが前提で、上部に配置してしまうとActionSheet選択後に悲惨な画面を見ることになる。ActionSheetが上に移動したまま残ってしまうのである。

2013年5月7日火曜日

全曲バイブル番外編(演奏法) I Saw Her Standing There

ビートルズの書籍は数あれど、音楽的な面について書かれているものはほとんどない。元々、ギターやピアノの耳コピを趣味とし、簡単に楽譜として残せる様にMID2PRNというソフトを作ったくらいなので、この状況は残念な限りである。この要因は、多分、著作権であろう。書物に楽譜を掲載すると著作権料が莫大になるので解説をする際に不便極まりないのだ。
という訳で全曲バイブルにも音楽的な解説や分析は控えめになっている。ここでは敢えて楽譜を使わないで強引に解説してみる。

最初に選んだのは、I Saw Her Standing There のベース。
Talking 'bout Youのギターリフを拝借したとポール自身が明かしているが、今やこのリフを聴けば I Saw Her Standing There を連想する人の方が多いだろう。
基本的な弾き方は、フレット/弦 という表記をすると、
7/3 7/3 6/2 7/3 9/2 7/3 7/2 6/2
コードの構成音には含まれない2弦7フレットの音を使うところが印象的であるが、ここでポイントにしたいのは2弦9フレットの音。通常は小指で押さえるであろう何気ない音であるが、時々、スライドさせたニュアンスの付いた箇所がある。映像として確認した事はないのだが2種類の演奏法があり、時として薬指によるスライドでこの音を出している場合があったはずである。逆に、小指で行っていたとすれば、引っ掛けるように滑らせながら指を離す弾き方をしていたということになる。