2013年6月30日日曜日

McCartney II (full length version)


こちらはスーパーデラックスエディションに収録されているロングバージョンとの比較。



【Coming Up】

長短6箇所を削除してショートバージョンを作成。
ほとんどは小節の区切りで切り貼りしているが、最後だけは"coming up"のタイミングで編集している。

【Front Parlour】
編集箇所は2箇所だけ。
イントロが始まって直ぐに前半をカット。あとは中間にあるメロディーをカット。

【Frozen Jap】
編集箇所は4箇所。
両者は別バージョンで、リリース版(ショートバージョン)には主旋律のシンセにディレイが掛かっている。

【Darkroom】
リリース版(ショートバージョン)は後半を1箇所だけ1'20"程短くしたバージョンであるが、その後、0'45"付近だけリミックスし直して差し替えている。

【Check My Machine】
両者は別バージョンで、リリース版(ショートバージョン)はベースを控え目にエンディングのSEも別のものになっている。
編集箇所は8箇所あり、単に短くしただけでなく、前後を入れ替えた箇所もある。

【Wonderful Christmastime】
7箇所を編集して、"simply having wonderful christmas time"の繰り返しを1回少なくしている。


【Summer’s Day Song】
タイトル通りボーカル抜きのオリジナルバージョンなので特に調べる必要もないのだが、一応挑戦してみた。
ザックリと調べた感じでは編集箇所はなさそう。
このような全くの別ミックスで、丸い音色の楽器ばかりだと同期ポイントを探すのが非常に難しい。永年の経験と勘を頼りにしてももう暫く掛かりそう。ということで後回し。


【Waterfalls [DJ Edit]】
こちらはリリースバージョンの中ほど1分とエンディングを少し削除したバージョン。


2013年6月27日木曜日

RAM mono version

Too Many Peopleのコーラスがいきなり違っていたりして、リマスターよりは面白そう!
もちろん拙作 i同期再生 を使ったデモンストレーションが目的です。
まだザックリと流している段階ですが、以下のような内容は誰でも確認できます。

【Ram On】
モノはウクレレがシングルトラック、ステレオはダブルトラックになっている。

 Uncle Albert / Admiral Halsey】
一連の曲としてレコーディングしたのではなく、クロスフェードの編集ポイントがある。

【Heart Of The Country】
音の過不足は無く、ビートルズ時代からお馴染みのモノミキシングの特徴のみ。

【Monkberry Moon Delight】
モノミキシングではアコースティックギターが効かせてあるが、ステレオバージョンではほとんどカットされている。代わりにステレオバージョンではタンバリンが効かせてある。
エンディングには編集箇所があり、確実に一方は差し替えられているが、2バージョンしかないのでどちらが編集されているかは不明。主にアドリブボーカルとギターリフのミキシングを試行したものと思われる。



【Eat At Home】

複数あるボーカルトラックの使い方が違っている。ステレオバージョンでは鼻をすする音が聞こえたり、モノバージョンでは話し声が入っていたり、MichelleやNorwegian Woodを彷彿させる。


【Long Haired Lady】
ステレオバージョンに入っているリピートエコーを掛けたハイハット(まるでLet It Beでフィル・スペクターがシンバルに掛けたような感じ)がモノには入っていない。ステレオバージョンには"my long haired lady"のコーラスがポール1人分だけ多い。

【Ram On】
意外とどこにも記されてないが3曲目のフェードアウト後。モノはウクレレがシングルトラック、ステレオはダブルトラックなので、同じミックスからの分離と思われる。モノでは"ram om"の直前でウクレレがブレイクする。

【The Back Seat Of My Car】
エンディング前に編集箇所がある。
全体的にギターの使い方が異なり、モノバージョンは控えめ。

2013年6月24日月曜日

iPhone5のスピーカー問題

iPhone5にはスピーカーとイヤフォンの認識に失敗する不具合があるようだ。
OpenALを使用すると、以下の処理でスピーカーを認識せずイヤフォンへの出力となってしまう。

 // OpneALデバイスを開く
    ALCdevice*  device;
    device = alcOpenDevice(NULL);

これに対する正式な方法は不明であるが、
alcOpenDevice()を実行する前に
IPodライブラリの曲を再生したり、
AudioToolBoxで任意のサウンド再生をすれば回避できる。

2013年6月12日水曜日

Wings Over America (Disc 2)

拙作のiPhone/iPad用 同期再生アプリにマニュアルモードを追加して試してみた。以下の内容は同アプリの次バージョン(V1.4申請中)で確認できます。

【You Gave Me The Answer】
イントロ前に付けられている歓声が異なっている。以前は女性の声が目立っていたが、今回は男性の奇声が目立つので違いは容易に確認できるはず。
【Magneto And Titanium Man】
1'41"の"forces"や2'15"の"town"等のボーカル修正(軽微なもの多数)。

【Go Now】
3'29"の"thank you"直後のマイクを吹く音を修正。
【My Love】
カウントの"two"と"four"でマイクを吹く音を修正。
0'49"の"something"、2'48"の"ask"、3'46"の"to"等のボーカル修正(軽微なもの多数)。
2'52"(2拍目裏)のセンターにあるキックと思われる音を消去。
【Listen To What The  Man Said】
0'20"の"say"、0'38"の"soldier"、1'13"の"that's"、1'20"の"said"等のボーカル修正(軽微なもの多数)。
演奏終了後の3'23"、ポールのMC部分に重なるキック音を消している。
【Let 'Em In】
本来の歓声はイントロの最中にフェードインしているが、それとは別に歓声を追加して前曲と繋がった印象にしている。
0'30"の"someone"、1'36"の"sister"等のボーカル修正(軽微なもの多数)。
【Time To Hide】
ほぼ同じ。
【Silly Love Songs】
ほぼ同じ。
【Beware My Love】
演奏終了後の歓声が全く別のものになっている。以前はドラムスやギターの残響音が鳴っていたが、リマスターではマイクを吹くようなノイズになっている。
【Letting Go】
曲間の歓声はフェードアウトせず、イントロに被さっている。
0'37"の"she tastes"等のボーカル修正(軽微なもの多数)。
【Band On The Run】
ほぼ同じだが、歓声がフェードアウトする直前、左チャンネルから聞こえるアンコールを催促する手拍子が新たに追加されている。
【Hi Hi Hi】
フェードインが若干早め(スネアの音量差で確認可能)。
演奏終了直後の3'12"に編集跡があり、リマスター版の方が僅かに短くなっているが、特にミックス違いは生じていない。従って、この編集跡は以前のCD版の方が編集されているものと考えられる。つまり、以前はアナログテープからデジタル化した後に何らかの編集作業をしていたが、今回はそのような切り貼りを必要としなかったのでオリジナルの長さになっているものと考えられる。
【Soily】
ほぼ同じ。

2013年6月10日月曜日

iPad miniでの注意点

スレッド内で直接アラート表示をしてはいけない。
といってもiPhoneやiPadでは実害は無い。何故かiPad miniにおいてのみクラッシュしてしまう。
以下のようなアラート表示用の関数を用意し、

-(void)showAlertFromThread: (id)param
{
    NSString *msg = (NSString*)param;
    UIAlertView *alert = [
             [UIAlertView alloc]
             initWithTitle:@"Alert from thread"
             message: [NSString stringWithFormat: @"message : %@",msg]
             delegate:self
             cancelButtonTitle:@"Cancel"
             otherButtonTitles:@"OK", nil
             ];
    [alert show];
}

スレッド内では以下のように呼び出せば解決できる。

 [self performSelectorOnMainThread:@selector(showAlertFromThread:)
                               withObject:@"Hello" waitUntilDone:TRUE];

2013年6月1日土曜日

Wings Over America(disc 1)



リマスター版の発売ということで早速調べてみた。と言っても量が多いので、まずは1日1曲を目標に分析。


最初に気になったのは、以前のCDとは極性(数値化された値のプラス・マイナス値)が逆になっていること。スピーカーのコーン紙が逆方向に動くから、かつてのオーディオマニアなら音が全く違う、って騒ぐ大問題だけど、実際には実害は無いと思う。
出だしの歓声が若干早めなことからも、以前のCD化の際のデジタルデータではなく、その前のアナログテープから作業を始めたのだろう。

【Venus and Mars / Rock Show / Jet】
ミキシング後のテープが元らしく、歓声も含めて音の過不足は無い。全体的に音量と音圧を上げたようで、エンディングのロングトーンの音量が持ち上がっている。
顕著な違いは破擦音の修正箇所くらいである。6'25"辺りのポールが歌う「Jets」の音はかなり修正されていて誰でも違いが分かると思う。以降も数カ所でわずかに修正されている。
【Let Me Roll It】
2'47"の2拍目裏の音量が小さいハイハットが消されている。同様に3拍目裏のハイハットもノイズ部分が消されているが、こちらはハイハットの音自体が残っているので分かりにくいかもしれない。その他は歓声も含めてほぼ同じ。
【Spirits Of Ancient Egypt】
0'50"の4拍目(I'm yourの直前)のノイズが消されている。このような音がいくつかあり、それらが消去されている。また、演奏直後4'03"にある機材ノイズが消されている。変わったところでは、前曲との切り替わり部分で極端に歓声が変化し如何にも「テープ編集しました」という感じだったのが、繋ぎ目部分に歓声を追加して、繋がったライブ演奏という雰囲気にしてある。
【Medicine Jar】
旧CDバージョンはエンディングが修正されていたが(レコードは調べてないので不明)、今回、その編集ポイントが無くなった。最後のロングトーンに歓声を重ねる作業によるものだが、旧バージョンの方が歓声のタイミングが若干早い。旧CDでは、歓声をミックスしたマスターが出来上がった後で、リリース直前に歓声のミックスをやり直したのだろう(ただ、理由がわからない)。つまり、本CDの元となった音源は旧CDと同一では無いということになる。
【Maybe I'm Amazed】
本編はほぼ同じ。他の曲にみられるようなベースを強調した感じも無く全くフラット。ただ、曲間の歓声が所々別編集になっているらしい。イントロのピアノの1拍目裏で聞こえていた歓声だけが無くなっている。それとも演奏の邪魔で消したのかも。
【Call Me Back Again】
ほぼ同じ。
【Lady Madonna】
イントロのピアノの1拍目に重なるキックの音が消されている。
【The Long And Winding Road】
ほぼ同じ。
【Live And Let Die】
ほぼ同じ。
【Picasso's Last Words】
ここでも前曲との間に歓声を追加している。元々、ポールがピアノを弾く編成から、アコースティックセットへの転換をするため、フェードアウト〜フェードインという編集になっていたが、ここでは歓声を途切れさせないで引き続き演奏をする編集になっている。更に細かい点では、その間の左チャンネルのギターはやや小さめになっており、中央のギターはフェードインしない分だけ大きめになっている。
その他、0'20"の"bad"でマイクを吹く音を修正している。
【Richard Cory】
0'52"の"everyplace"でマイクを吹く音を修正。
2'31"と2'34"の"wish"で摩擦音を修正。
【Bluebird】
0'34"の"is for"で摩擦音を修正。
【I've Just Seen A Face】
本題ではないが、ビートルズのオリジナルとはキーが1音下がっている。この事からビートルズでの演奏はカポタストを2フレットにつけていたことが分かる。
ここでは、本編の相違はないが、フェードアウトさせないで歓声を追加して次の曲に繋いでいる。この編集作業の結果、次曲が若干早く始まる。
【Blackbird】
ここではYesterday用に1音下げチューニングされたギターで演奏しているため、キーがFになっている。
0'13"の"broken"でマイクを吹く音を修正すると共に、足でカウントをとる音を強調(または追加)している。
1'27"の"waiting"でマイクを吹く音を修正している。
【Yesterday】
0'21"の"they're"のタイミングでノイズの修正をしている(ボーカルなのかギターなのか判別がつかない)。
1'21"の"play"でマイクを吹く音を修正している。
エンディング後の歓声のフェードアウトが5秒くらい遅い。